原子力・エネルギー分野
原子力エネルギー利用時の安全性向上につながる調査・解析を通じて、
エネルギーの安定供給や安全で豊かな社会の実現に貢献します。
目指す社会像
豊かな生活を送るためには、それを支えるエネルギーの安定供給が重要です。また、気候変動対策のためには、化石燃料由来のエネルギーから脱却していかなければなりません。これらを両立する技術の1つとして、我が国では原子力エネルギーの利用を進めています。一方、東京電力福島第一原子力発電所事故のように、原子力エネルギーの利用にはリスクも伴うため、安全性を確保するための規制・制度の整備も必要です。 当社では、安全を確保しつつ、原子力エネルギーを利用するうえで必要な政策立案や原子力発電所の安全性向上等に資する調査・研究を実施しています。
サービスの特長
専門性・強み
- 海外の原子力政策や産業の動向に関して、過去30年以上にわたる政策・規制・産業動向に関する知見を有しており、様々なテーマに関する調査を効率的に実施することが可能です。また、過去からの経緯に照らして、最新動向の位置づけや意味合いを適切に分析することも可能です。
- 原子力分野の安全管理や防災対応の知見、また放射性物質や放射線健康影響等に関する知見や評価手法に関するスキルを有しています。
サービスメニュー
- 海外エネルギー・原子力動向に関する調査
我が国のエネルギー政策や事業戦略を検討する上で、諸外国の動向を適時に把握しておくことは非常に重要です。当社は三菱総合研究所とも連携し、国内外のエネルギー・原子力動向に関する調査に携わっています。具体的には、諸外国の原子力政策、電気事業者の事業戦略や安全対策、原子力施設の廃止措置、放射性廃棄物管理等、幅広いテーマの調査が可能です。 - 放射線リスク評価
原子力・放射線を利用する上では、安全性を確保し、社会からの信頼を得ながら進めることが重要です。当社は放射線が原子力施設や設備機器等に与える影響に関する調査や、東京電力福島第一原子力発電所事故の被災地域等での放射線リスク評価等に携わっています。
実績紹介
受託実績
- 国内外における原子力政策調査(民間企業、令和4年度)
- 原子力利用の国内外の最新動向に係る情報収集等調査(内閣府、令和4年度)
- 令和4年度放射線による健康影響等に関する科学情報の収集と放射線による健康影響等に関する統一的な基礎資料(日本語版・英語版)の改訂等業務(環境省、令和4年度)
- 除染廃棄物等の焼却灰減容化実証試験業務支援(民間企業、令和4年度)
- 廃炉・汚染水対策に係る研究開発マネジメント支援(民間企業、令和4年度)
- 高経年化対策に資するコンクリート照射劣化に関する研究(民間企業、令和4年度)
- 使用済燃料等の輸送・貯蔵の分野における最新解析手法に係る評価手法案の高度化(原子力規制庁、令和4年度)
実際のプロジェクトストーリーの紹介
- PROJECT STORY 福島復興の『統一的な基礎資料』作成(https://www.mri-ra.co.jp/recruit/projects/09.html)
- PROJECT STORY コンクリートに対する放射線影響の解明(https://www.mri-ra.co.jp/recruit/projects/14.html)
- PROJECT STORY 大規模プロジェクトを支えるマネジメント力の提供(https://www.mri-ra.co.jp/recruit/projects/17.html)
社外情報発信実績
- 日刊工業新聞社「原子力年鑑2023」(部分執筆、技術・安全事業部 西村、久間、藤川)